藤井厳喜

ベネゼエラの政府は崩壊寸前!

投稿日:2017年8月4日 更新日:

(藤井厳喜氏の解説、書き起こし)マドゥーロさんとう人が大統領なんですけれども、チャペスさんという、もうガンで亡くなりました、大変な反米の社会主義者である。(一平ちゃん:「国連でブッシュさんを名指して悪魔とかいって演説してましたよね」)当時は良かったんです。何でそれで良かったかといったら、ものすごいバラマキ福祉をやって、そして国民に行き渡るでしょ。なぜかって言ったら、石油の値段が高かったっちゅうだけの話しで、だから石油収入がある。それを本当にばらまいてた。自分が使うよりはいいでしょう。ばらまいたわけですよ。ところが石油の値段がどんどん下がってしまったらば、もうバラマキをできなくなってしまったわけですよ。そうしたらガタガタッときて、反米社会国家の末路とはこんなもんだということなんです。それでこのチャペスさんの後継ぎがマドゥーロさんなんですが、チャペスは少なくとも大衆人気があった一番貧しい大衆にね、政府がタダでアパートを貸してやったりとか、輸入食料品なんかものすごく逆ざやで安く売ったわけです。それが実はたいへんな最悪を招いているっていうのは、どういうことかって言うと、これはベネゼエラ飢餓です。

ベネゼエラは飢餓状態

飢餓に襲われているっていったら普通ね、干ばつがあったのかとか、そうじゃないんですよ。この国は、石油は出るんですけど食い物は自分の国で採れないんですよ。それを全部ね、この人はお金があるんで、チャペスさんは外国から全部輸入品に頼ったわけ。輸入品っていっても「完成品」を輸入しちゃんうんですよね。たとえば小麦を買ってきて国内で製粉してパンを作るっていうんじゃなくて、パンを買ってきちゃう。粉をそのまま買ってきちゃう。だから国内に製粉所すらない。肉も冷凍肉をそのまま買ってきちゃって、ハムとか買ってきて貧民に配ってきたわけですよ。そうすると、お金がなくなったら食えなくなっちゃって、農業ベースを政治家だったら余裕があるときにちゃんと国の中で食料が安くできるように農業に設備投資をして自営農家を作ってると思う。そういうの一切やんなかった。本当にチョク貧民を喜ばせることをやったんだけれども、だから逆に国内の農業ベースをつぶしてしまった。海外から買ったほうが安いから。だからお金がなくなったら飢餓がいまベネゼエラを襲ってて、周りの国に着の身着のままに逃げている。

制憲議会なる言葉も非常にトリッキー (tricky の意味=油断のならない;ずるくて、まどわすようなさま)で、なんで制憲議会がいけないのっていうかってアメリカがいっているかというと、皆さん考えてみてください。実は国会があるんですよ。国会で野党がいるのが気にくわないんで、マドゥーロさんは制憲議会(憲法制定議会)というものを別に作って、今の国会を廃止してしまおう、事実上、という腹で制憲議会と言っているわけです。ベネゼエラは2000万人くらいしか有権者がいないですけれども、国民がね、この制憲議会するっていって、政府じゃないんです。民間で勝手に投票したら、720万人のベネゼエラ人が制憲議会に反対だって民間の意思表示をやったわけ。だから彼らは制憲議会はマドゥーロが自分の子飼い子分だけを当選させてくるってわかってるんで、参加しないんです。そうすると、マドゥーロ与党だけの議会ができちゃう。その議会をもって今の国会を否定しようというわけ。だから民主政治に反するっていってアメリカがいっている。それでもってようするに独裁をやるわけですよ。

このままいくと次回の選挙が来年、ベネゼエラ大統領選挙をやることになっているんですけれども、制憲議会を作って、憲法も変えちゃって、来年の選挙はやらない腹ですね、おそらく。そういうものすごい独裁政治になっている。これは、大統領による上からのクーデター。制憲議会という形をとっている。それでも、社会主義でも何でも国民を食わせてればいいですよ。国民は食えてないんですよ。ベネゼエラの人々は周りの国に逃げていっている。

ベネゼエラの副大統領はマフィアのボス

最近、マドゥーロ大統領が副大統領を指名して起用したのが、はっきり言ってベネゼエラのマフィアのボスなんです。街の暴力団を使って、警察と自分の政敵をやっつけると。そういうところまで来ちゃている。マドゥーロさんのいうことをきかない警察もいるわけだから、暴力団を使って自分を守るというところまで来ちゃって、だから全くアナーキー(無政府)状態に陥っている。周りの国に逃げてく。経済崩壊している国が多いので、つまりアメリカと仲良くやているチリとかアルゼンチンは比較的安定してるんですよ。アメリカ景気いいからアメリカに物も輸出もできるしね。ところがこういった国からはね、メキシコにまでベネゼエラ難民が流れいってきてるわけ。コロンビアなんかにも逃げてきていっているんですよね。とにかく食えないから。そういうひどい状況です。そういった国がね、私は増えていくと思います。そういう所がテロリズムの温床になったりするわけでね。だからこれ決して対岸の火事じゃないということでね。パキスタンあたりも危ないし、フィリピンなんかね、下手するとそうなりかねない。

[引用] 虎ノ門ニュース【DHC】2017/8/2(水) 藤井厳喜、55分頃の解説より

ベネゼエラの副大統領はマフィア?

-藤井厳喜
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