(『閣僚の靖国参拝ゼロ 第2次安倍内閣以降は初』のニュースに対しての有本香氏の解説、書き起こし)
野田聖子総務大臣と北京
総理の参拝がないことはここ例年続いているんですけれども、靖国神社に閣僚として参拝されるのではないかと考えられていたうちの一人が野田聖子総務大臣はずっとこれまで参拝を続けてこられていて大臣を務められてる時も一貫して参拝してたんです。ところが今回は参拝を取りやめた。おそらくですね、総務大臣ていうポストは今まで例えば前任の高市早苗さんも去年も閣僚として参拝してますし、それからその前の新藤義孝さん、こちらには2度ぐらいお越しになってますけど、進藤さんはこの前言ってたみたいにもう春夏秋冬いつでも行ってるから、お花見にもご家族でいらしているくらいなんでもう今更きかれなくなっちゃったというくらいのことなので、総務大臣ポストっていうのは別に今までの前任者が普通に行ってるから、野田さんが参拝されてもよかったんですけれども、なぜか変説したということですね。私はその事情の一つには野田さんがポスト安倍を狙うみたいなところもある中で、この閣僚に今回任命される直前に北京に行ってるんですね。なんかわかんないんだけど北京と関係をとり結ぶのに靖国を踏み絵にしちゃってるみたいなことで、これからの日中関係逆にそれでいいんでしょうかという風にちょっと申し上げておきたいですね。
靖国神社には閣僚専用の名簿があり、普段はきちんとしまってあるものを出して準備し、閣僚として迎えられる
それから虎ノ門ニュースでは何回も申し上げましたけれども、未だにメディア各社が靖国神社の到着殿というところの前に陣取ってですね、国会議員や閣僚が参拝した、それ出てくるのを待ち受けているわけです。そこで何を聞くかっていうともうお決まりの質問がありまして、今日の参拝は公人ですか、私人としてですかというやつですね。なんの意味もありませんよと。なぜならば中に入った時に閣僚というのは閣僚専用の名簿があります。ですからそこに記帳するのに一般の人と一緒くたの形で記帳するわけじゃありませんから、靖国神社側は閣僚が来られると行ったらばそれを普段はきちんとしまってあるものを出して準備しているわけです。ですから閣僚としてお迎えされてるわけですから、公人ですかも私人ですかもないんですよ。でそうやってね、一人の人間をあたかも切り分けられるかのようなね馬鹿げた質問、ほとんど意味がない。(一平ちゃん:CMのセリフみたいですよね。女として女優として母としてとかね)どうなんですかっていう話なんですよ、一緒でいいじゃないということなんですよ。それからね、例えば一人の人間でも公的な場面と私的な時間というのは確かにありますよ、だけど靖国神社に行くという行為そのものはやっぱり政治性を含みますよ、当然。だからそこで公人か私人かなんて聞いたってほとんど意味がない。一方ではね、やっぱり日本人があるいは日本国民がその中の代表である日本の国会議員や閣僚がですね、日本のために戦って命を落とされた方々を、どう御霊を慰めていくかというようなことに関して、他国の意向を気にするというのが当たり前になってることをやっぱり異常だっていう風にとらえなおさないといけないですよ。先々週に石平さんと話をしましたけど、福田康夫さんなんかが隣国の嫌がることはしないみたいな話なんだけども、じゃあなたはね例えばご自分の先祖をどう弔うかということを決める時に、友達の意見によって左右されるのっていう話なんですよね。だからまあそれと同じ話ですから、そろそろ当たり前のように共同通信の記事にありますけれども、こんなものは当たり前でないということを申し上げ、そして靖国神社に行く行かないはそれぞれ個々の方が判断されればいいから、別に絶対行くべきだとかそういう話ではなく、行く行かないを決めていることに対していちいちニュースにしない、もうそんなこと、という風に私は思います。
➡ 問題のないところに問題をつくって報道する。それを中国と連係プレーする。それがマスコミの反日活動ということが浮かび上がってきます(まじぽニュース)
[引用] 虎ノ門ニュース【DHC】2017/8/17(木) 有本香、1時間28分頃からの解説より(リンクは2週間後に切れます)
