(ケント・ギルバード氏 虎ノ門ニュース2017/8/23(水) 28分頃からの解説より)
ケント・ギルバート:8月12日のデモは日本では正しく報道されてないと思います。アメリカの偏向報道がすごい!
まず最初に2つのキーワードの解説をされております:(1) ロバート・E・リーという人物紹介とデモの背景
ロバート・E・リーという南北戦争で南部のヒーローだった将軍の銅像の撤去が決まっていたが、それに反対するデモだった。
ロバート・E・リーはリーンカーン大統領に北部の軍隊のトップになるように誘われたが、リーさんは地元(南部)の州を選んだ。
この運動は2年前から始まった。2年前に南部のある教会が襲われた。南部旗を掲げるかどうかということで刺激された極右(オルトライト)の人が教会に侵入してみんなを射殺した。南北戦争の焦点は奴隷制度。南部は負けたが気持ちでは諦めてない人が多い。150年くらいで南のあちこちに設置されたシンボルを撤去したほうがいいという声があり全米に広がった。プリンストン大でもそういう運動が始まって徐々に広がってる。
(2)KKK とは
KKKとはKu Klux Klan(クー・クラックス・クラン)、単なるテロ組織以外の何物でもない。アンチ・ユダヤ、アンチ黒人のテロ集団。会員は多くなく、調べたところ600人くらい。(8,000人, 2006年 ウィキペディアより) 白装束で暴力的なデモ行動をする集団として有名である。一時期100万人単位の会員がいた。
ここからデモの説明: (32分30秒頃から)
<デモに参加した3つの団体:ロバート・E・リーの銅像を残したいという人+ KKK + 白人至上主義者>
今回の12日のデモは KKK と白人至上主義者が重なったデモだった。実はそれだけでなく中にはロバート・E・リーの銅像を残したいという人たちもいた。彼らを守るために民兵も出ていた。憲法第2条(The Second Amendment)では銃を持ってもいいことになっていて州も軍隊を持ってもいい。なので州兵があるが、民兵はそれとは別でミリシア(militia)と言って勝手に国家権力を拒否する人たち。武装する権利があって国の言うことを聞く必要がない、税金を払う必要もない、厄介な人たち。時々国と衝突する。「そもそもこんなデモを許可しなければ良かったのだが!」
ACLU(アメリカ自由人権協会)というものすごい左の団体が憲法改正第一条の言論の自由にを主張して「デモをする権利がある」といい出して「許可」になってしまった。すると左側(極左)が立ち上がった。アンティファー(アンチファシズム)というこれまた暴力団体とかブラックライブスマターというある程度暴力的な部分もある団体が躍り出た。しかし彼らにデモの許可は出なかった。市は衝突を避けるためにデモを郊外に移したが、左側の誰かが裁判所に訴えたがそれが拒否された。どっちから手を出したかわからないが、裁判所のまえで衝突が起き、一人死亡者が出た。市長は警察に手を出さないように指示したので、市長にも重大な責任がある。
トランプ大統領のコメントは「 KKK や白人至上主義者は一切認めない、擁護しない、全く拒否する」といったが、それと同時に「像を守りたい人も混じっていて、左側(極左)にも責任がある」と言ってしまった。
それで左側(極左)に責任があるというのは(マスコミは)許せないので「それじゃ KKK をトランプは擁護したじゃないか」と報道したが、トランプ大統領は10年前から何度も何度も KKK や白人至上主義者を完全に拒否してるのは明らかなのに、今の偏向メディアはトランプを下ろしたいが為に事実に関係なく都合のいい部分だけを切り取って報道した。
[引用] 虎ノ門ニュース【DHC】2017/8/23(水) ケント・ギルバート
(リンクは2週間後に切れます)
KKK(クー・クラックス・クラン)