(ケントさんの解説より;前日の続き) ボストンの集会では KKK は出ないが両側の陣営が出てくる。ケントさんが嫌悪していることは、この運動が「レイシストを全部排除しよう」という運動になりつつある。レイシストというと、例えばアメリカ独立宣言(1776年7月4日)を書いたトーマス・ジェファーソンは奴隷をもっていて、奴隷と寝て子供を6人作ったからジェファーソン・メモリアルは撤去するのかという話しになる。アメリカの父であるジョージ・ワシントンも奴隷をもっていたし、もっと言うなら独立宣言にサインした56~57人のうち41人が奴隷をもっていたが、それら全部排除したら独立宣言はもう終わりだということになってしまう。これでは重要な歴史をなくすことになる。これはいわば中国文化大革命である。
要は今の価値観で歴史を書き直す、これこそ歴史修正主義者だ!
それもトランプ大統領は指摘した『どこまでやるの?ワシントンの像もジェファーソンもとるの?』と指摘したので、いま左側がワーワー騒いでいる。そこに躍り出てくるのがネバートランパーズ(8月26日の記事で解説)。
レイシズムは悪いが1865年までは奴隷制度は合法的だったし、そういう人たちが国を作ってきた。完璧な人間はいない。どの国にも悪い人はいる。像の撤去を決めるのは自治体だが、左寄りの人たちは「レイシストに関係するものは全部撤去しなければならない」と主張している。
[引用] 虎ノ門ニュース【DHC】2017/8/23(水) ケント・ギルバート、38分頃からの解説より(リンクは2週間後に切れます)

アメリカの文化は根本から覆されるのか?