(武田邦彦先生のご解説。著作権(2)からの続き。書き起こし → ) それから2番目はね、権利ってのは自分で主張したら権利になるわけじゃないんですよ。このコップはねDHCかなんかの、それで私のですって私が言ったら武田邦彦のものになるんだったらもう簡単でしょ世の中。(半井さん:(コップを指して)これは所有ですよね) 所有でも。所有でも権利ってのは本人主張じゃダメなんですよ。よくこういうのあるんですよ、「先生ね、こんなの勝手に引用したら困るじゃないですか、Copyright Reserved って書いてあるじゃないですか」これ書いたの誰ですかって僕いうんですよ。本人? いや本人だったら関係ないじゃないすか。本人が書いたものが権利になるんだったらもう僕なんかさー「これは武田邦彦の本です」ってシール作ってベタベタ貼れば全部自分の所有物になるんじゃ・・・だから Copyright Reserved ってページの下に書いてあってもなんの意味もありませんからみなさんそこんとこ承知の上でやってください。
ところで武田邦彦の HP はもちろん著作権フリーですね。だって僕は思想または感情に基づく創造物じゃないから。科学に基づいてるから。だから権利主張できない。ところがそうするとね、僕の名前で武田邦彦の名前で他にHPが3種類くらいあって(半井さん:されって先生ファン?)多分そうだと思います、僕ね先生ファンでもファンじゃなくてもね、もーこの歳になって武田邦彦を名乗ってくれる人がいたら、嬉しい!
そういうことでちょっと時間を10分くらいとりましたが、今度の虎ノ門ニュースの件についてもまず著作権に違反してますよっていたヒトが誰だかわかんない。誰だかわかんないのに放送だけが中止になるっていうのはね、これは日本人の過剰な著作権に関する、だから僕らは知恵を今でも供給してるわけでしょ、じゃ今日の僕の虎ノ門ニュースで言ったこと僕が主張したら誰もが今日武田先生が虎ノ門でこう言ってたよって言えないし、知恵を人に伝えることもできないし、そういうバカなことをやっちゃいけないんすよ。(半井さん:でもそんなこと言ったら私、武田先生に1年7ヵ月横に座ってほとんど政治とか国際関係を考えるベースは武田先生なんですよ。そうすると私全部著作権(料を)払わなきゃいけなくなっちゃう)(一平ちゃん:©武田邦彦って(胸を指して)ここに書かなきゃ) ぶら下げて・・・実は今半井さんが言ったことが著作権の本質で、実は著作権を制限しないほうがいいっていう、僕なんかそういう意見だけども、前からそういう意見があるから制限してんだけど、例えば学校の先生のことをみんな影響受けるじゃない、で自分が成人して言ってることは自分の学校の先生が言ったことかもしんないじゃん。それがいちいち著作権になってたらね、なんのために教わるのかっていうのは、こうなるので・・・、一番最初に言いたかったことは人間の入会権(いりあいけん)みたいに「みんなで利用しようやっ」ていうことになった一番の根拠なんですね。
[引用] 虎ノ門ニュース 2017/8/25(金) 武田邦彦・半井小絵、17分57秒からの解説より(リンクは2週間後に切れます)
